株式会社アップ小南 達男 様

経営の最前線で戦い前進し続けている方々の「生きた経験値」に意義がある

株式会社アップ小南 達男 様

 

2018年に私が株式会社アップの社長に就任した際、ある種の「閉塞感」を感じていました。長年、教育の現場で生徒たちと向き合ってきた自負はありましたが、ふと周囲を見渡すと、知り合いは塾関係者や教育業界の人ばかり。経営者としてこの先の荒波を乗り越えていくには、今の自分の視界はあまりに狭いのではないか。そんな不安があったのです。

それまで、経営を体系的に学ぶために大学に通いMBAを取得することを勧められたこともあります。しかし、現場で泥にまみれ、生徒や保護者と喜怒哀楽を共にしてきた私にとって、教室で教科書を広げて「経営学」を学ぶことには、どうしても違和感がありました。

「私が求めているのは、学問としての理屈ではない。経営の最前線で実際に戦い、時に傷つきながらも前進し続けている方々の、生きた経験値なんだ」。そう思っていた矢先に出会ったのがダイヤモンド経営者倶楽部でした。

 


▲幼児から社会人までを対象とした、多彩な教室を運営 ※詳細は画像をクリック

 

入会してすぐに実感したのは、異業種の方々と交流することの圧倒的な価値です。IT、メーカー、サービス業など、全く異なる世界で勝負している方々の話は、私にとって驚きと発見の連続でした。

例えば、先日聴いたAIに関する講演も、私にとって大きな衝撃でした。講演を通じて、AIを盲目的に信じるか、あるいは拒絶するかという二元論ではなく、それをどう使いこなすかという「人間のあり方」が問われているのだと。こうした刺激は、教育業界の中にだけいては決して得られなかったものです。

また、この倶楽部の面白いところは、私に「強制的な学び」を与えてくれる点です。放っておくと、私は自分の興味がある算数や数学、あるいは教育法や子供の褒め方といった専門書ばかりを手に取ってしまいます。しかし倶楽部の事務局からはあえて私が自分では絶対に選ばないようなジャンルの本が送られてきます。最初は「こんなの読みたくないな」と思うこともあるのですが(笑)、いざページをめくってみると、「なるほど、こんな考え方があったのか!」と、自分の殻が破れるような感覚を味わうことが多々あります。自分一人では辿り着けない視点へ、自動的に連れ出してくれるこの仕組みは、経営者としての老化を防ぐ最高の特効薬だと思っています。

講演も同じですね。今までまったく興味がなかったテーマや、全然関係ない業界だと思っていた企業の経営者の話も、実際に聞いてみると驚くほどに発見があるし、その後の経営に生かされたりします。

 

 

なかでも、私が感謝していることの一つが「4人会」という少人数グループでの交流です。ここでは立場や体裁を脱ぎ捨てて、普段は社員にも見せられないような失敗談や、泥臭い悩みをすべてさらけ出すことができます。東京でお酒を飲みながら、「実はあの時、こんなことで失敗してね……」と愚痴を言い合い、互いに励まし合える。そんな一生モノの信頼関係を築けたことは、私にとって何物にも代えがたい財産です。

私の経営の根底には、「人をど真ん中に置く」という揺るぎない信念があります。来期で創業50周年を迎えますが、私の真の仕事は、自分が引退した後も50年、100年と続く会社にすることです。私が死んだ後、特定のカリスマリーダーがいなくても、社員たちが自律的に動き、社会に貢献し続ける。そのためには、「人を大切にする」という精神を、単なるスローガンではなく、誰にも壊せない「社風」や「文化」として根付かせなければなりません。

 

 

人間、生きていれば必ず失敗して転びます。それは経営者も生徒も同じです。大切なのは、転んでもまた立ち上がる力です。ダイヤモンド経営者倶楽部で得られる多様な知見や仲間との絆は、私が転びそうになった時の支えであり、再び前を向くためのエネルギーの源となっています。ここで蓄積した全ての学びを糧に、これからも「人を大切にする」経営を貫いていきたいと考えています。

 

会社概要

会社名 株式会社アップ
代表取締役 小南 達男 様
事業内容 幼児から小・中・高・大学生、社会人までの幅広い層を対象とした〝総合教育〞事業を関西中心に展開。難関受験指導、受験・成績向上指導、個別指導、STEAM教育、保育・アフタースクールの5部門を柱に、「進学館」「研伸館」「開進館」など多彩なスクールを運営。生徒数は計2万人を超える。
URL https://up-edu.com/
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