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【地域密着・常連主体】築地の定番人気ランチ店食べ歩き ※場外市場以外の築地を網羅

2021/05/01

「築地グルメ」というと、かつては卸売市場内の個性豊かなの飲食店が人気を集め、市場移転後の今も場外市場のお店に多くの観光客が訪れます。ただ同じ「築地の街」でも、晴海通りを一本超えると様相はまるで違います。

訪れる観光客はほとんどなく、お店の営業は地域密着・常連主体。それでも築地は築地。魚介類を中心に食材にこだわった、お手頃価格設定のランチメニューを出すお店があちこちにあり、コアなファンに愛され続けています。そんな”場外市場以外”の築地の人気ランチ情報を実食をもとに集めてみました。ひとまず1,000円台で食べられる日常食としてのメニューから。3度以上訪問したことあるお店に絞って。 (2024/4/4最終更新)

【築地場外市場版食べ歩き一覧はこちら】

 

掲載店舗 ※●印は常時行列ができる店

はじめ鮮魚店(ランチは1時間内には売り切れ閉店)

備長炭火焼 Jige(まぐろのカマ・中落ちが人気)

チャイム(目の前で焼き上げる高CPステーキ)

ツキとシュウマイ(築地場外人気店の店主が独立し立ち上げ)

つきじ天辰(個性的なメニューが楽しめる庶民派天ぷら)

玉寿司本店(築地の飲食店の元祖・老舗寿司店)

季節料理 魚竹(銀鮭照焼が看板商品)

チャイニーズ一凛(本格中華、お昼は常時行列)

やよい麺 (人気店「やよい軒」がリニューアル)

千里浜 本店(銀座で超人気だった居酒屋の移転先)

路地裏の酒亭 雄太(店名の通り裏路地の隠れ家)

一枠(煮込みが看板の隠れ家的居酒屋)

からめんや えん(宮崎名物「辛麵」に特化した人気店)

【閉店】RASA(昭和テイスト色濃く残るカレースタンド)

 

はじめ鮮魚店

築地場外ではない築地の飲食店の、”らしさと醍醐味”を一番味わえるのではないかと感じるのが、このお店。「築地はしご酒」の出店常連でもある。

魚料理を中心とした立ち飲み屋。ランチは月~木が海鮮丼、金曜日が海鮮カレー。メニューは1種類のみだが、海鮮丼はその日のネタ種から任意に選んで組み合わせることができるのが特徴。立って食べるということを割り引いても、値段はかなり安くて内容もしっかり。オープン直後から店内はいっぱいになり、表には順番待ちの人が並ぶ。提供数が少ないため、11時半営業開始で、12時30-40分くらいには提供を終了していることも多い。

2022年2月21日の提供食材

この中から、昆布締め二種とズワイガニの滋味系?トリオを選択。一緒に順番を待っていた前の人とまったく同じ組み合わせで、「この確率は何分の一だろう?」と高校数学の「順列と組み合わせ」の話をして盛り上がる。

こちらは2022年3月16日

少し地味目に渋めのチョイス。本来はタコではなくイワシのつもりだったのが、12時前にすでにイワシは売り切れていた。

本まぐろ、天然鰤、かつおのタタキ の組み合わせ (2022/6/1)。この日は、12:25にはランチ受付終了。

金曜日の海鮮カレー(2022/3/11)。エビ、イカ、ホタテ、北寄貝が、これでもかというくらいたくさん入る。この日は12時30分には売り切れ店じまい。

カツオ、ブリ、カマスの炙りの組み合わせで (2022/11/2)

夜のメニューも少し紹介。こちらは2022/11/16のメニュー表

刺し盛りは1000円から頼めるようになっており、こちらは2000円のもの。下は漬物系の盛り合わせで500円

この日の組み合わせは、生本まぐろ、天然ひらめ、ホタテ (2022/12/20) 相変わらずCPが図抜けていい。特にヒラメが良かった。

福井の天然ぶり、和歌山のマカジキ、北海道のホタテの組み合わせ (2023/3/14)。この値段設定で、生のマカジキが選択肢に入るのが凄いなと

この日は筋子が食べたくて、他のネタの味を殺さないようにと、アジとブリを組み合わせてみた。11:25について先客2名だったがすぐに並びだして、オープン直後の到着は一回転目に入れず。食べ終わった11:47には外に9名の待ち(2023/7/12)

 

はじめ鮮魚店

・住所 東京都中央区築地7-16-14

・公式ホームページ https://hajimesengyoten.gorp.jp/

・公式インスタグラム https://www.instagram.com/hajimesengyoten/

・Instagram  #はじめ鮮魚店 ・食べログ

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備長炭火焼 Jige(じげ)

中おちとカマ焼きに代表されるまぐろメニューが看板のお店。店内から見える厨房では、炭火の上でたくさんのカマが焼かれており、こんなにカマを焼いてる店は他にないだろうというくらいに圧巻。

夜の中おち(予約メニュー)は、数十センチレベルの巨大な”骨付きのまま”の姿で提供され、スプーンで自らそぎ落として食べる漁港食堂スタイル。ビジュアル的なインパクトがとても高く、(特に外国人同伴時に)「築地らしさを楽しめるお店」を聞かれたときに紹介することが多い。

ランチメニューは基本、この4点

2022/2/14のお昼に頼んだのは、こちらのメニュー

写真では伝わらないけれど、とにかくカマが大きい。

大きいだけではなく、かなりたくさん身が付いて脂ものっているので食べ応えはけっこうヘビー。

こちらはサーモン炭火焼きとお刺身のセット。一般にサーモンは生食、焼くのは塩鮭のイメージが強いが、こちらはサーモンの炭火焼き。サーモンならではの脂の乗りの強さによって、ふっくらしっとり焼きあがるとのこと。(2022/3/8)

鮪かま炭火焼きとお刺身のセット 1,200円(2022/4/4) 刺身は、中落ち、鯛、カジキマグロ、タコ。他の席で鰤カマが出てたので聞いたら、時々用意している日があるそう。

大山鶏炭火焼きと鮪かま(小)のセット 1,200円。鶏もとても香ばしくておいしい (2022/8/24)

大山鶏炭火焼きは、丼に乗せるパターンとともに、別皿提供のスタイルもあり (2023/1/12)

 

備長炭火焼 Jige 築地店

・住所 東京都中央区築地2-14-3 NIT築地ビル

・公式ホームページ https://jige-tsukiji.gorp.jp/

・公式インスタグラム https://www.instagram.com/jige_tsukiji/

・Instagram #築地jige      #jige築地 ・食べログ

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■チャイム

1971年に竣工した同地を代表するビル建物「コンワビル」には、このエリアには珍しく地下の飲食街がある。

歴史が長いビルゆえ、閉店や入れ替えなどもあるものの、開業当時からオープンしている代表店舗の一つがステーキの「チャイム」

内外観とも、かなり強めの赤を基調に

店内はかなりレトロな昭和の雰囲気のまま。ぶたやひつじなど、ステーキを950円からという廉価設定で提供しているお店だが (★2022/7/1から値段改定。ひつじのみ1,100円に)

なんとこちらの店では、すべてのメニューをシェフが目の前の鉄板の上で焼いてくれる。それも(2~3人くらいが座れるほどの小さな)テーブル単位で。1,000円以下のランチでこのサービスを提供していることには、かなりびっくりさせられる。

テーブル間を飛び回って焼き続け、食後はしっかり鉄板をきれいに磨くところまでシェフが一人で賄う。お昼はかなりお客さんが入るので、本当に大変そう。でも、先代がオープンして以来、ずっとこのスタイルを貫いているとのことで、そこにこの店の想いを感じられてとても良い。

2022/5/13の注文は、5食限定ヒレステーキ 1,700円。そのカットする前の肉がこちら

お肉以外には野菜炒めとサラダもつく。けっこう野菜が取れる。

お肉には、かなりの量のニンニクが付くので、お昼の注文はご留意を

そして、たっぷり盛られたご飯にスープ。これでワンセット。

こちらは、ひつじステーキの1.5人前。

かなりの量の肉が入って1,500円 (2022/5/25)

そしてランチの一番主軸となるメニュー、ぶたステーキ 950円

一番低価格メニューでもこのボリューム。目の前で焼いてくれるエンタメ要素が無かったとしても、銀座でこの値段設定はかなりお値打ちだと思う。

チャイムステーキ 2,000円は、牛ハラミを用いたもの。このセットにはデザートが付く (2022/7/14)

シェフの手の骨折で7週間ほど休業していたが、めでたく12月5日から営業再開ということで久しぶりに訪問。

写真は「5食限定」の張り紙がされたリブロースステーキ 1,800円 (2022/12/6)

ステーキランチWカット1,500円の焼く前と後。お肉はハラミ。(2023/10/13)

  

この日のサラダは、コールスローに柿の実入り

 

チャイム

・住所 東京都中央区築地1-12-22 コンワビル B1F

・コンワビル 店舗紹介

・Instagram ステーキハウス チャイム ・食べログ

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TSUKI to SHUMAI(ツキとシュウマイ)

築地場外「幸軒」で長く店舗を任されていた小川さんが、療養から復活後の2021年10月にオープンしたお店。「幸軒」の昼営業と夜乃部を合体したような構成で、平日は定食メイン、日祝と水曜日の休市日のみラーメンを提供、昼飲みにも使えるようにつまみもこだわるといった構成。特に土曜日はコース+お酒を主体に営業

お昼の定食メニューは、カウンターに置いてある数種のお惣菜と、ご飯セットを組み合わせたもの。そこに惣菜や、しゅうまい、チャーシューなどを任意に追加していく仕組み

「お席代」500円が、基本の定食価格。それに追加したメニューの料金が加算される。

この日の注文は、小松菜のナムル、京人参のきんぴら、伊勢長ひじきの白和えに、シューマイ。惣菜2品はお席代に含まれるので、惣菜一品100円+しゅうまい150円が追加となり、計750円。(2022/2/17)

何気ないお惣菜のようで、毎日深夜2-3時頃から仕込んでいるという、小川さんらしい料理への凝り方は特筆もの。

2022年5月29日の訪問は、日曜日なのでラーメンの日。14時近い時間での訪問も、一階のカウンターはいっぱいで2階へ。

チャーシュー麺 1,100円。スープの基本構成は「幸軒」時代とほぼ同じらしいが、麺と醤油だれの醤油が変わったとのことで、見た目も味わいも結構異なる。生姜の風味は継承されている。

看板メニューのシュウマイは、平日・市場休日問わず提供。1個(150円)から注文可能

休日は、店頭でもテイクアウトの販売有り。

この日は、づけ丼メニューが登場。周りのお客さん全員が、づけ丼を頼んでいた

近海の生本まぐろがこれだけのって850円はお値打ち。食感がかなりしっとりしていて、味わいもかなり良い。小鉢を一品追加して950円 (2022/9/8)

カウンターの上に載っていたおかずをほぼ網羅した組み合わせでランチセット。もう一個シュウマイとご飯で合計1,000円はお値打ち。おかずは左上から、刻み昆布の煮物、切干大根のコチュジャン炒め、山くらげのきんぴら、カポナータ、キムチ

6月から12月くらいの間、毎週土曜日だけ予約限定で出している天然鰻のコースから、鰻の部分だけ掲載

この日(2022/10/29)は霞ケ浦産。白焼きとミニ丼で提供される。※二名用

他にも、刺身や肉類などの小料理が数品ついて6,600円

2023年2月23日(木祝)のお惣菜メニュー

ここから3種 (菜の花のからし和え、長ひじきの煮物、メカジキのコンフェ)を選んで、計1,100円。別途小ビールにラーメン

2023/4/30のお昼のおつまみメニュー。酒飲みをくすぐる渋いメニュー盛りだくさんで、とにかく価格設定が破格の安さ。

その中から、牛すじポン酢と行者にんにく

この日のシュウマイは、鴨肉100%。ミル付き山椒の瓶が冷蔵庫から出てくるところが、この店らしさというか凄いところ。鰻屋の名店でも、なかなかここまではしていない。

津久井の真だこ。”極上”と記載あるとおり、めちゃ美味しい。ハイネケン、日本酒、ラーメンと合計して、この日の支払いは3,750円。

少し久しぶりに”定食”を食べに行ったら、基本となる「お席代」が500円から750円へ、「小鉢」が100円から200円へと、けっこうな幅で値上がりしていた。とはいっても、この日のセットに小鉢一個追加してシュウマイ付けて1,100円は、今の相場としては高CP(釣りマグロのトロも入っているし)。自家製のカツオの振りかけも自由に獲れるように変わっていた。(2024/4/4)

 

TSUKI to SHUMAI 

住所 東京都中央区築地7-15-5

・Instagram #ツキとシュウマイ ・食べログ

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つきじ天辰

個性的なメニューを複数持つ、本格的な江戸前天ぷらを庶民派感覚で楽しめる人気店。店頭に椅子が置いてあるように、ランチタイムには並びができることも多い(極端な行列にはならない)

看板メニューとなるのが「のっけ定食」。かき揚げは丼に、他の天ぷらは別皿に分けて提供されるのが特徴。のれん分けを受けたお店からメニューを引き継いだとのことで、類似メニューは他店にはほとんどなさそう。

上写真は黄身のっけ。かき揚げの上に、黄身の天ぷら(半熟卵黄身揚げ)を乗せたもの (2022/8/3)

もう一つの個性的なメニューが、漬けまぐろとかき揚げの重ね丼 (2022/8/5)

出されたときの見た目は、漬け丼以外の何ものでもなく

鰻丼の”まむし”のごとく、ご飯の中にかき揚げが入っており、蒸されてほろほろの味わいになっている 。漬け丼としてもかき揚げ丼としてもレベルが高く、それでいてかなり安い価格設定。

マグロを使ったもう一つの数量限定メニューが、まぐろ葱丼定食 1,300円。まぐろと葱のかき揚げをどんぶりにして、さらにカボチャ、ナス、舞茸の天ぷら付き (2022/12/14)

江戸前天丼 2,300円。中の具は、海老2本、キス、穴子、ピーマン、カボチャ、舞茸と、海老のかき揚げ。穴子の有無が上天丼との価格の差。

 

つきじ天辰 

住所 東京都中央区築地7-11-12 中銀マンション1F

・Instagram #つきじ天辰 ・食べログ

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■ 玉寿司本店

創業はまだ築地に市場ができる前の1924年(大正13年/関東大震災の翌年)。周りには寿司屋どころか飲食店もないまだこれからの街に、先陣を切って出店し、”築地の飲食店文化”の牽引役を果たしてきた会社。その功績を知っている人はごく僅かであろうということで、唯一チェーン店ながら紹介。

創業の地は、隣の「タリーズ」がある場所。すぐ近くに晴海通り店、別ブランドの「築地きたろう」もあるが、やはり集客力は本店が断然。

手巻きすしの元祖でもあり、昼夜問わず食事をすると、「次回、手巻きすしプレゼント」と記された、手書きのカラフルなサービス券がもらえる。

お昼の定番メニューはこちら。もちろん夜のおまかせ的なメニューも提供しており、単品を注文してお昼からお酒を嗜んでいる客も少なくない。

いろんな魚種が楽しめる築地丼(2022/2/21)。この店のこだわりの姿勢をあらためて強く感じたのが、ガリとワサビが別皿になっていること。殆どの店では丼の上に”ネタの一つ”であるかのようにガリ類を一緒に乗せ、そのせいでわさびはネタにくっつき、過剰なガリが刺身の味を変えてしまう。たぶん多くの人が「邪魔だな」と思っていたはず。

もうひとつ、隣の席で頼んだイワシの寿司。こちらは注文を受けてから、皮を手ではがすて寿司にしていた。高級店なら当然とはいえ、チェーン店でそれもランチタイムでこれができるのは凄いなと。

「おすすめにぎり」は、手巻きすし+9貫セットで1,485円 (2022/4/6)。これらはいずれも、平日限定メニュー。

メニューをひっくり返すと裏面に表示されるのが、まさに言葉通りの”裏”メニュー

もっとも日によって変わるメニューではなく、同店自慢の”漬け”を押し出した固定版。しっとり独特の漬け方で美味しい。

ばらすし 1,485円。写真では分からないが、桶型の器の深さがかなりある。そのためご飯の量が非常に多く、上からではなく縦に食べ進めていくのがいいかと。であれば、(具の量も結構あるので)具に比べてごはんが多くて余るということはないかと思う。(2022/7/15)

 

玉寿司本店

・住所 東京都中央区築地1-9-4

・公式ホームページ https://www.tamasushi.co.jp/shop/tsukiji_honten/

・公式インスタグラム https://www.instagram.com/tsukijitamasushi/

・Instagram #玉寿司 ・食べログ

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魚竹

焼き魚(特に銀鮭)を看板とする小料理屋(和食居酒屋)さん。カウンターのみ10席程度のこじんまりした店だが、コアなファンが多くアットホームな雰囲気。1975年創業で、50年近い歴史を持つ。ビブグルマンにも何度か選出された。基本的にランチタイムは混み、開店直後の11時すぐからずっと行列が続くことも多い。

ランチメニューはおおよそこんな感じ。銀鮭焼きと何かのセットを頼む人が多数。

2022/2/8に頼んだ、銀鮭焼きと中おちのセット。ここの鮭焼きは醤油だれを用いた照り焼き風で、しっとり&香ばしく。前述したJigeとは違い銀鮭を使っており、「昔ながらの鮭」といった味わいを堪能できる。

ただ天然のものだから当然とはいえ、日によって形状がさまざま。この日は、隣のお客さんの鮭がちょっと羨ましく笑

これにご飯と味噌汁や漬物が付いて1,400円。

こちらは、鮭焼きにしらす丼をセットにしたもの。同じく1,400円 (2022/3/25)

刺身の三点盛 1,200円。2022/6/6は、本鮪の中トロ、カツオ、明太子。盛り付けの見た目が少し寂しげかな。最近はオープン前後からずっと行列ができていたが、この日は雨のためか久しぶりに並び無しで入店。

銀鮭焼と漬鮪のセット1,400円 (2022/11/10) 最近のなかでは一番鮭が大きくて嬉しい。13時15分頃着で待ち無し、しかしすぐ後にまた少し並びあり。

 

季節料理 魚竹

・住所 東京都中央区築地1-9-1

・Instagram #築地魚竹  ・食べログ 

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チャイニーズ一凛

食べログ「築地のランチに使えるお店」の第一位(2022/5/1時点で食べログ3.80)。夜は高級中華の部類ながら、ランチタイムは手ごろな価格で提供しており、常時行列ができる人気店。

単品のランチメニューは、よだれ鶏と陳麻婆豆腐を中心に、常時5種ほど提供しており、もち豚焼売とよだれ鶏(小鉢)はどのメニューにも入る(下記写真は2022/2/7)。お昼の予約はコース(3,850円~)のみ。

テーブル上には、彩り鮮やかな野菜のピクルスが入ったガラス瓶が備え付けられており、自由に食べることができます。調味料の類は一切置かれていない代わりに、青唐辛子の醤油漬けの輪切りがあって、辛味のインパクトを増したいときに重宝。

2022/2/7の注文は、まず定番のよだれ鶏御膳で。とにかく見た目が美しい。基本は四川なのでピリ辛路線ではあるが、辛さはきつくなく、それでいて複雑な奥行きのある味わいが特徴。

こちらは2022/3/7に頼んだ、スモークダックとほうれん草の焼飯 1,300円。無意識に炒飯と頼んでしまったけど「ヤキメシ」。しっとり系の食感(ベタベタという意味ではない)で、たくさん入ったサイコロ状のスモークダックが美味しい。この日は、開店1分前の11:29着で先客8名。11:35には1巡目満席で、一気に行列が伸び始めた。

豚肉と卵、きくらげの炒め 1,400円 (2022/5/27)。卵がふんわり、ただ少し味付けがしょっぱめだった。

陳麻婆豆腐御前 1,300円 (2022/11/16) けっこう辛いのだけど、味に深みがあって単調な辛さではないので、かなり好みの味

担々麺 1,300円 (2023/1/20) まろやかな味わいで辛くはない。中にたくさん入っている黒い粒状のものはヤーサイ(芽菜)とのこと。※この日の行列は、11:22着で先客6組9名。11:33着以降は1回転目に間に合わず、2回転目は11:52くらいから

 

東京チャイニーズ 一凛

・住所 東京都中央区築地1-5-8 樋泉ビル 1F

・公式インスタグラム https://www.instagram.com/ichirin_0308/ ※直近更新なし

・Instagram #東京チャイニーズ一凛 ・食べログ

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■やよい麺

1982年オープンの人気の中華料理店「築地やよい軒」が2022年5月27日に閉店した後を受け、7月25日に新しい店主のもとリニューアルオープンしたお店。

「やよい軒」から「やよい麺」への名称変更通り、麺類を中心に品数を絞った構成へ。ただし夜は一品ものが増え、中華居酒屋的な雰囲気になっている。昼も夜も常連さんが殆どの印象。ランチタイムは、開店の11:30には10名以上並んでいたりする。

上の自販機メニューは、11月4日時点のもの。11月から(たぶん)少しずつ値上がりしている。以降の写真の価格は、食事時点のもの

看板メニューのやよい麺。950円(2022/9/9)。大量の野沢菜が、この店の最大の特徴。+極太麺、たくさんの豚肉、こってり味で食べ応え抜群。中毒性のある味わい

こちらは打って変わって、あっさりてテイストの冷やし鳥中華 1,000円 (2022/9/8)。山形の鳥中華を参考にしたものらしい。

タンメン 950円と、やよい飯(小) 300円をセットに。(2022/9/13) 基本のスープは、やよい麺などと共通とのこと

担々麺 1,150円 (2022/11/4) そんなに辛くなく、マイルドな味わい

夜だけのメニューから、やよい炒飯950円 (2022/12/1)。ランチはご飯系メニューはすべてない。からりとした味わいで、見た目くどそうでもくどくない。かなり好みのチャーハンのタイプ。

やよい麺の具の部分だけを取り出した、やよいのあたま 650円 (2022/12/1)。ラーメンのスープと味が絡まないので、野沢菜と豚肉を炒めたその味の良さがシンプルに伝わる。

もやし麺  1,000円 (2022/12/22) 。見た目あんかけかな?と思ったけど違いそう(真偽は未確認)。麵の種類によって(ベースは共有しながらも)スープがそれぞれにみな特徴がある。

汁なしやよい麺 1,000円 (2023/1/20)

2023年5月から水曜限定で始まったカレーメニュー。もったりしていそうで実はスパイシーなカレーのルーに、看板の”野沢菜と豚の炒めもの”を乗せたもの。味が強めの組み合わせながら、野沢菜のしょっぱさをカレーが包んで相性は良さそう。こちらは、あいがけカレー1000円、炒めものが乗っていないバージョンもあり (2023/6/7)

コラボ新メニュー コケコッコー麺1,000円

豚肉の代わりに鶏肉、そして味付け玉子が丸まる一個 (2023/12/28)

 

やよい麺

・住所 東京都中央区築地2-1 陽光築地ビルB1F

・公式ホームページ https://www.yayoimen.com/

・Instagram  #やよい麺 ・twitter ・食べログ

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千里浜

2013年まで銀座で営業していた人気居酒屋。銀座三越の裏手、ダイヤモンド経営者倶楽部・銀座サロンからすぐそばの場所にあり、事務局の誰もが頻繁に訪れていた。とても銀座4丁目のど真ん中にあるとは思えない、大衆感あふれる店舗で、いつも多くのサラリーマンでにぎわっていた。店頭にはいつも、鮮魚の入った発泡スチロールが無造作にいくつも置かれ、見慣れない魚などもあって、それを見るのも面白かった。

勝どきのお店は、銀座のときよりは面積はこじんまりしているが、当時のテイストはしっかり継承。

定食の構成もほぼ同じで、値段も10年前からあまり上がっていないのも印象的。(2022年11月時点では少しずつ値上げ。焼魚定食900円、千里浜セット1,400円など)

銀座の時代から、お店の看板メニューだった通称「大(だい)サシ」、大盛刺身定食を注文。

※ちなみにこちらは2010年の銀座時代の大盛刺身定食。見た目は見事に素っ気なく、刺身も盛り付けというよりは「放り込んだ」といったイメージ。それも”いい味”だったが、今は見違えるほどきれいな盛りになっている。

こちらは現在に戻って。千里浜定食の焼き魚を組み合わせたセット。焼き魚の中からも複数選択肢があり、この日は鮭を選択。他にサバとほっけ (2022/6/8)。10年前と同じ1,250円で今も提供しており、この内容でこの金額は非常にお得感が強い。

銀座時代は海鮮丼というメニューはなかったんじゃないかなあ。特上海鮮丼は1,500円。ご飯はすし飯、丼のネタにツブガイが入っているのが珍しい。 (2022/7/21)

価格的にも小さな鰻が乗っているだけだろうと思って今まで頼んだことがなかった、うなぎ定食 1,300円。とはいえ、いつもけっこう周りが頼んでいるのを聞いて気になっていたので、今さらながらの初注文。鰻専門店と比較することはできないまでも、格安チェーンや牛丼チェーンなどにみられる鰻丼より、はるかに大きく安くてびっくりする。 (2022/12/2)

 

千里浜

・住所 東京都中央区築地6-18-3

・公式ホームページ https://www.chirihama-tsukiji.com/

・Instagram  #千里浜本店 #築地千里浜 ・食べログ

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路地裏の酒亭 雄太

表の看板が無ければとても気づけないような、行き止まりの小さな路地の奥に佇む。築地はしご酒出店常連でもあり、昼も夜もいつも人気。 メディアの登場も多く、「アド街ック天国(築地明石町)」では18位で紹介。

ちなみに手前の「丸静」は、残念ながらコロナ禍になって閉店してしまったものの、こちらも人気の鰻屋さんで良く通ったお店。

お昼のメニューはこんな感じ。刺身が看板ではありながらも、実は揚げ物類のほうが割合としては多い。

刺身の盛り合わせ定食を、日時を変えて食べ比べ

こちらは2022年3月3日

こちらが2022年6月2日。この二つだけ見ると、マグロ(赤身)、ネギトロ、タコが共通。味噌汁には野菜類がしっかりと。

参考までに夜のメニューも少々。こちらは刺身の盛り合わせ。2,700円と少し値は張るが、ネタの内容も見た目も割烹料理屋さんのテイスト

串カツは「ボリューム満点」の表記の通りの大きさ。一本550円で食べ応え十分。

フライの盛り合わせ定食 1,100円 (2023/7/26)  ヒレカツ、アジフライ、白身魚の4種。この金額でこのボリュームはお得感あり

ランチメニューのまぐろ漬け丼。マグロがびっしり敷き詰められて1,000円はお手頃 (2024/3/5)

 

路地裏の酒亭 雄太

・住所 東京都中央区築地6-12-10

・公式インスタグラム https://www.instagram.com/tsukiji__yuuta/

・Instagram 路地裏の酒亭 つきじ 雄太  ・食べログ

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■一枠

「やよい麺」のお隣さん。地下に入って行き止まりのところにあるこじんまりとした居酒屋。看板にも「唯一無二の味」とあるように、牛もつ煮込みが看板の店。「築地はしご酒」の常連店で、2022年の昼はしごにも参加。

メニューはこの5種類(メイン食材としては4種)。場所・内容的にもお昼は、ほぼ男性サラリーマン客。

一番多い注文は、牛もつ丼セットのもつ大盛りかな。量の多さはけっこうインパクトがあります。

牛もつ定食 950円 (2022/11/29)。サラダがあって、もつ煮込みにはネギが、味噌汁にはもやしがいっぱい入って健康的な感じ。ボリュームも結構あります。牛もつは、しろ、ふわ、こんにゃくの味噌煮込みというオーソドックスな構成ながら、甘くもなくくどくもなく、お酒のつまみとしてもご飯のおかずとしても、ちょうどいい味わい。煮込み自慢のお店は世の中にいっぱいありますが、その中でも上位的存在の気がします。

紅鮭定食と合体した全部定食 1,300円。鮭はアラスカ産とのこと。プラス350円でこの鮭が付いてくるのはお得です。(2022/11/30)

個性的な夜メニューを一つ。びっくりするくらい海苔がいっぱいの「一枠ばくだん」630円 (2023/2/1)

 

一枠

・住所 東京都中央区築地2丁目1−17 陽光築地ビル 地下1階

・Instagram  #一枠  ・食べログ

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からめんや えん

 宮崎名物「辛麺」に特化する都内でも希少な店。築地という立地で人気店になっているアンバランス?が非常に面白い。ランチタイムはほぼ並びの列ができている(数名程度くらいだが)。女性客が非常に多いのも大きな特徴。

お昼のメニューは、からめん+4種のごはんの組み合わせのみ。(写真では見えないが)Aセットが700円と、他のセットと価格差がけっこうあって、殆どはAセットを注文。

メニューのバリエーション自体は少ないが、辛さやトッピングを選べる。また「にんにくの有り無し」も選べて、例えば「A5あり」みたいな符丁になる。

20辛以上の注文はまだ聞いたことは無いが、15辛前後の注文はけっこう普通にある

からめん5辛のビジュアル。溶き卵がけっこう多く、その甘みもあるので辛いけどすんなり食べられる。

辛さが苦痛にならないもう一つの理由が、蕎麦粉を練りこんだ麺 (これは宮崎流)。パッと見、糸こんにゃくのようで、こんにゃく麵とも称される。

上写真は、ねぎめしのセット (2022/2/18)

こちらは、牛すじめし (2022/7/20)

 

からめんや えん

・住所 東京都中央区築地7-15-8 西春ビル1階

・Instagram  #からめんやえん ・食べログ

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インドカリー RASA ※2023/3/末閉店

コンワビル飲食店街からもう一店舗「RASA」をクローズアップ。こちらもビル開設以来の50年超の老舗店。

その歴史通りに、カウンターのみの昭和スタイルのカレースタンドとして今も健在。三方ガラス張りでショールームみたいな内外観も面白い。

メニューはこちら。カレーじゃなくてカリー。ヤサイカリー以外は、みな950円で価格を統一。

カウンター上には、自由に取ることができる付け合わせ(漬物)がなんと4種も!

提供スタイルも少し特徴があって、ビーフ・ポーク・チキンの基本形カレーは、平皿+カレーポットで出され、それ以外は深皿(お店の人やお客さんは”どんぶり”と呼ぶ)の提供になる。ただし、ビーフ・ポーク・チキンも希望を言えば、どんぶりでの提供も可能のようだ。

こちらはビーフカリー。全体では優しい味わいだが、スパイスがピリッと効いた辛さが持ち味 (2022/5/16)

こちらはカツカレー。どんぶりでの提供。カツを立てて断面を見せて並べているのは珍しい。中辛といっても、スパイシーな辛さはしっかりとある (2022/6/15)

この店のもう一つの個性が、カウンター上にカレーに使うエビフライをいっぱい盛ってあること

エビカリーは、そのエビフライが3つ乗っている (2022/6/13)

ホタテカリー 950円 (2022/6/28)。ルーの中に沈んでいるが、大きめのホタテが2つ。ヒモやエラなどまで丸ごと入っているので、一口目からいい意味での海くささを感じられる

ホタテカリーに、さらにエビフライを足して少し贅沢に。1200円(2022/7/28)

 

インドカリー RASA

・住所 東京都中央区築地1-12-22 コンワビル B1F

・コンワビル 店舗紹介

・Instagram #インドカレーRASA ・食べログ

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