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日本最先端のDX農場「美里グリーンベース」で栽培された『つみたてサラダ』をワイズマートが全店で販売開始

株式会社ワイズマート
2023/09/01

千葉・ベイエリアを中心に、地域密着・小商圏の都心型スーパーを38店舗展開する「ワイズマート」。駅至近の立地に店舗を構え、夜遅くまでよりよいものを手軽に安く買える、その利便性の高さが大きな強みで、業界でも屈指の売り上げ効率を誇っているチェーンです。

▲「ワイズマート 浦安本店」外観

コンパクトな店内ながらも生鮮食品の充実ぶりは特筆もので、この8月1日から新たに”注目食材”の販売が始まりました。それが舞台ファームが手掛ける、日本最先端のDX農場「美里グリーンベース」で栽培された『つみたてサラダ』です。

この商品は、栽培した時のまま「根付き」「土付き」で販売されています。”生きているレタス”のキャッチコピーに表れているように、水につければ鮮度の高いまま食卓で長く美味しく味わえて、さらにフリルレタス、グリーンリーフ、サニーレタスの3つのレタスを組み合わせて育てたという画期的なもの。

実は両社のお付き合いは、ダイヤモンド経営者倶楽部「会員企業に学ぶ」のイベントで、舞台ファーム針生社長のお話にワイズファームの吉野社長が感銘を受けて始まったもの。すぐに現地の視察のスケジュールを組み、とんとん拍子に提携・発売に至りました。

同店では従来からレタスの取り扱いはありますが、既存商品とはコンセプトが大きく違うということで並行して販売。価格は『つみたてサラダ』の方が若干高いですが、味やボリューム感、鮮度が長持ちする魅力などを考えると、かなりお値打ちな品であることが伝わって、導入したばかりですがお客さまからの反響は非常に良いようです。

現在ワイズマート全店で、『つみたてサラダ』を取扱中。ただし時間帯によっては売り切れている場合もあるのでご注意をとのことでした。

★ワイズマート店舗一覧はこちらから★

 

この『つみたてサラダ』の生産拠点「美里グリーンベース」には、私たちも同行させていただいたので、その素晴らしさの一端をご紹介します。

「美里グリーンベース」が目指したものは、「天・地・人」。すなわち地球温暖化や異常気象などの天候リスク、土壌汚染や優良農地の減少などの大地のリスク、そして担い手不足や高齢化問題などの人材のリスクの排除です。農業の歴史において逃れることができなかった、この三つの大きな課題を克服して、一年を通じて質・量ともに安定して農作物を出荷できるようにとのコンセプトで、宮城県美里町に2021年10月竣工しました。

運営する株式会社舞台ファームは、仙台で15代続いてきた家業の農家を原点に、農家から農業会社へ、そして”食料供給企業”へと進化を続けている”老舗ベンチャー”と言える存在。週刊ダイヤモンドの農業特集でも常にランキング上位(2023年3月の「レジェンド農家」特集で第1位)になるなど、農業という業界の枠を超えて高い存在感を放っています。

こちらが「美里グリーンベース」の外観です。あまりにも巨大すぎて、全貌を写真に収めると建物がぺしゃんこに見えるほど。

敷地面積は7.6ヘクタール、建物の長辺は500メートルにもなり、一周約1,250メートル。この農場を従来の方法で栽培・収穫するには、人や農耕車が日々どれだけ移動しないといけないといけないのでしょうか。

お伺いした6月1日は、偶然にもこの「美里グリーンベース」の特別な日。実は仙台でレタスの生育に最適な気候条件は、6月1日(の平均値)なんです。そこで当施設では、ハウス内の環境を1年365日のすべてが6月1日の気候になるように自動調整されており、そこには数々の先端テクノロジーが導入されています。

ひとつは「舞台ハイブリッド土耕栽培」と呼ばれる仕組み。

これは自然栽培や有機栽培に近い環境づくりを追求し、土耕栽培と水耕栽培をかけ合わせたもので、独自に開発した“土を使ったソイルブロック”を使って生育しています。

写真では分かりにくいですが、水や肥料は苗の下に張り巡らされた管を伝って与えられます。完全に循環型のシステムになっているため「水や肥料に無駄が出ない」「肥料が施設外に出ない」など、環境面においても非常に優れた設計になっています。

「舞台ムービングシステム」は、この施設内に張り巡らされたレールを活用して最適配置を行う仕組みです。

苗はその生育状況にあわせてハウス内を少しずつ移動し、それぞれの場所ごとに温度湿度などがきめ細かくコントロールされています。

通常「大地は動かないもの」ですが、「舞台ムービングシステム」は苗を積んだパレットが縦横無尽に施設内を移動するため、人が動き回る必要がないのはまさに画期的。

それが顕著に現れるのが収穫シーン。決められた場所で収穫に適したレタスが届くのを待ち受けるだけ。ベルトの高さも、屈まずに作業できる位置に設定され、働く人たちの負担を大きく軽減しています。

もちろん環境が素晴らしくても、収穫物の質が低ければ論外ですが、上の写真のように色艶・質感素晴らしいレタスが、安定して大量に生産され続けるのです。このスケールと精度の高さは、誰もが感動するレベルです。

ここで紹介できない部分にも、本当にたくさんの技術やノウハウが詰まっており、さらに日々進化させ続けているとのこと。当地にとどまらず、自社ならびに外部連携によって、この先端農場の可能性をより広いエリアに拡大中です。

日本の農業がより魅力ある産業になるために、美味しい野菜がいつも安定して手に入るために、同社の今後のさらなる挑戦には目が離せません。

 

(取材・文) ダイヤモンド経営者倶楽部 北村

 

 

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