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新宿住友ビルに旗艦オフィスを新設し、次なる事業の中核として掲げる「アップセルクラウド事業」の本部を設置

アップセルテクノロジィーズ株式会社
2023/09/11

 

「世界を代表するグローバルインサイドセールスカンパニーを目指す」をビジョンに、創業以来およそ20年にわたりインサイドセールス事業の可能性を追求し、業界の第一人者としての評価を確立してきたアップセルテクノロジィーズ

近年は、これまでの培ってきた幅広い業界・業務への知見やノウハウと、自社開発のAIプロダクトを活用した「セールステック領域」への注力を強化し、「世界中の声をAIで科学する」を新たなミッションとして積極的に業容を拡大しています。

その中核として今後の事業の柱と見据えるのが、営業DXツール「UPSELL CLOUD」です。2023年8月には、次なる時代を担う旗艦オフィスを新宿住友ビルに開設。同時に、アップセルクラウド事業本部を立ち上げました。

今回は、同社の新たなオフィスを訪れ、「UPSELL CLOUD」の魅力や可能性、さらに将来に向けた事業戦略などをお伺いしてきました。

 

 

— 新しく開設されたこの新宿オフィスは、アップセルテクノロジィーズにとってどんな意味を持つものですか?

今年の10月で設立からちょうど20年を迎えます。その節目の年であること、そして新たな事業が次々と立ち上がりつつあるなかで、私たちが今後目指す姿を象徴するようなオフィスづくりをしたかったというのがその原点にあります。

 

 

ベンチャー的なアグレッシブな部分、一方でインサイドセールス事業の第一人者として長年にわたる歴史と実績を持つ安定感、その両面を発信できるものにしたいと、場所はこの新宿の街を選びました。オフィスデザインもあまりギラギラとしたインパクトは狙わず、シンプルで明るい設計にしています。

「ABW(Activity Based Working)」の思想を取り入れ、創造性・コミュニケーションを重視するとともに、社員の方々の働きやすい環境を第一に考え、全席フリーアドレスの設計にしています。

 

 

— この新オフィスの設置を機に、アップセルクラウド事業本部を立ち上げられたとのことですが

インサイドセールス事業は当社の中核事業ですし、今も堅調に拡大しています。また3年前にM&Aでグループ化した、旅行代理事業(BPOを主体とした事業)も非常に安定した収益を確保しています。

しかしいずれも、二字曲線的に伸びていくマーケットではありません。IPOを見据え、さらにその先の企業の飛躍を目指すためには、もう一つの柱を育てていく必要がある。その期待の中心にあるのが『UPSELL CLOUD』なのです。

 

これは、5,000社を超える企業のインサイドセールスを支援してきた私たちの、”営業のプロ”としてのノウハウをもとに開発した、クラウドコールシステムです。

昨年11月にリリースしましたが、立ち上がりは非常に好調で、すでに導入は200社弱、ID数も1,000を超えてきました。今後のさらなる成長を見据えるなかで、今回のオフィス新設を機に、事業本部として組織を再構築することにしたのです。

 

― 『UPSELL CLOUD』は、どんな特徴を持ったサービスですか

一言でいえば「クラウドCTI」。会社の業務電話の内容をクラウド上で一元管理するものです。

誰がいつどこにどれくらい電話をしたかという数値管理や、話の内容(音声)のテキスト化など、これらのデータをもとに、営業生産性向上、業務効率化、社員育成のサポートなどをワンストップのプラットフォームとして提供するものです。

 

 

ニーズとしては「業務効率化」が一番多いですが、コンプライアンス対応のためというお客さまもかなり多いですね。また「音声のテキスト化」の精度には強い自負があり、この機能への評価の高さから採用を決めていただくことも多いです。

 

― 中期的には「AI」が事業のキーワードになるとお聞きしていますが

ChatGPTの登場で、今でこそ「生成AI」というワードが脚光を浴びてますが、私たちはそのずっと前から「生成AI」という言葉を用いて、研究や開発を続けてきました。これらの技術を用いた特許(技術特許とビジネスモデル特許)を2020年に取得しています。

 

 

これらの技術を生かして今後見据えているのが「AIオペレーター」、さらにその先の「デジタルヒューマン」という事業ステージです。

「AIオペレーター」とは、AIに電話のオペレーターを代替する機能を持たせたものです。皆さん経験されていると思いますが、コールセンターに電話してもずっと待たされっぱなしでつながらないままってこと多いですよね。そのフロント部分をAIが担えば、お客さまの不満をかなり解消することができます。またこれまでの対話データを生かすことで、人間にはできない応答をすることも可能になります。

 

 

ここで大きく意味を持つのが、年間500万件を超える、さまざまな業界にわたる私たちの電話(音声)データです。その事例の豊富さが、AIの精度に大きく意味を持ちます。

これらの蓄積を増やしていくことで、やがてAIは脳を持つことになります。それが「デジタルヒューマン」です。ここでは音声(文字データ)だけではなく、その声の抑揚やニュアンスやそういった言語化できないデータも重要になってきます。

その強化のためにも、AI・自然言語処理に大きな強みを持つ株式会社pluszeroさんと資本業務提携を行い、「個別の外見・人格を持つ和製Digital Human」の開発に取り組むことになりました。

これからもさまざまな企業のみなさまに協力を仰ぎつつ、より社会に必要とされる、そして「人を助け幸せにする」サービスの開発に、全力を注いでいきたいと考えています。

 

<会社概要>

企業名:アップセルテクノロジィーズ株式会社
代表者:⾼橋 良太

本社:東京都豊島区⻄池袋5-26-19 陸王⻄池袋ビル5階・6階
UC事業本部:東京都新宿区西新宿2-6−1 新宿住友ビル31階

http://upselltech-group.co.jp/

***事業内容***
UPSELL CLOUD の開発・提供
営業支援AIツール「コールセンターのDX」の開発・提供
音声テキスト化サービス「voitra(ボイトラ)」の開発・提供
クラウド型コールシステムの提供
インサイドセールス支援
旅行関連事業

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