会員企業様情報

映像の企画・制作からブランディングまで手掛けるクリエイティブレーベル【週刊ダイヤモンドMI連動】

株式会社EPOCH
2021/10/21

NHK大河ドラマや紅白歌合戦のオープニングムービー、ポケモンGOや美酢など、日本を代表する番組やCM映像の編集・制作を幅広く手掛けきたクリエイティブレーベル。前期の年間制作実績は約750本。

Web・映像の双方に精通していることが強みで、さらに創業時から集客や反響など「企業の課題解決」に合わせた提案を得意としており、ダイソーをはじめ企業のトータルブランディングも並行して手掛ける。これらの制作・コンサルティング力を生かして、今後はスタートアップの成長支援にも注力していく予定だ。

一方、2021年4月に日程調整ツール『スケコン』をリリース。外部のクラウドサービスと連携しながら、日程調整を入り口にした多様なビジネスコミュニティを促進するポータルツールとしての拡充を目指す。

※週刊ダイヤモンドマンスリーインフォメーション 2021/10/30号 P.75より転載

 

株式会社EPOCHのことをより詳しく ~インタビュー抜粋~                

「レーベル」=質の良いものを括って全部カスタマイズできる会社

起業したころは、どんなコンセプトの会社でした?

石澤:最初は「WEBもWEBの上に載せる映像も同時に制作できる制作会社」だったんです。WEBサイトを上手く作れて、そこに中身としてメインを張る映像を手掛けていました。

でも、2〜3年経ってクリエイティブ全体を統一して見れるようになった時に、全体の仕事を任せられるようになってきて。「こう作ってくれ」というより、「課題ドリブン」になっていったんです。「集客したい」とか「ブランディングしたい」とか。

「ロゴが古いからロゴ変えましょうか」「ロゴ変えたのを見せるためにLP何パターンか作った方が良いですね」「これでABCDを広告に当てて、BとCには動画を入れておきましょう」「さらにCとDは動画が6秒だったのが、最初の6秒はYouTubeでやって、流入はYouTubeからにしましょうね」とか、そんなイメージですね。

 

元々はWEBに合う映像作りから始まって、課題解決型のトータル提案に?

石澤:トータルブランディングですね。クリエイティブでのソリューションを提供している感じです。マーケティングソリューションって言われますね。

 

それを時代に合わせて最先端の効果的なものを組み合わせながら提案していくというと、そもそも制作会社とか映像制作会社ではなくて、上流コンサルに近くなってくる

石澤:僕らがやっているのは「御社の魅力や課題ってこういうことですよね、それが伝わっていないですよね、でもWEBっていうジャンルにおいてクリエイティブをこういう風に作れば良いですよ」っていう中身重視の提案なんです。

実は僕らの会社はお金がない会社に強いんです。大手広告代理店とかってまとまった金額の仕事しか受けられないですよね。でもWEBやデジタルマーケティングって細かいニーズが多くて、人的リソースがかかる割りに儲けは限られているんです。だから大手さんは手を出しにくい。でも僕らはものづくりをしながら、いくつものケースを組み合わせて、トータルで提案することで利益のバランスを取れてるんです。

 

 

「クリエイティブレーベル」という表現は、どんな定義をしていますか?

石澤:エージェンシーって言うにはおこがましい。でもプロダクションっていうよりは事業が多様化してる。そのちょうど中間的なところで、「全部をカスタマイズしてオーダーメイドで課題解決をクリエイティブを通してできる会社ですよ」ってなると、なんか良い言葉がなくて。そこで閃いたのが「レーベル」という言葉だったんです。

 

レーベルだとブランド的なイメージを想起しますね

石澤:そうですね。「質の良いものを括っている」って立ち位置で捉えています。

 

以前、人の出会いや繋がりが大きな仕事に繋がるという話を聞きましたが

石澤:僕らがやっているのって、大手の方は知らない誰も知らないクリエイターやまだ日の目の当たってないけれど優秀な方々のネットワークを知らなくちゃいけなくて、そのネットワークを増やすこと自身が僕らのビジネス鍵なんです。

良いクリエイターを知っているとか、良いテレビCMを知っているとか、自主アニメ作ってるような人たちとも繋がりがあるとか。すごくクオリティの高いものを作ることができる人をどれだけ知ってるかが大きいんです。今、映像監督、映画監督、CG監督、クリエイティブディレクターを中心に、20人くらいに関わっていただいています。

 

手を動かすというより、上で動かす人たち?

石澤:そうですね、ヘッド、ブレインになれる人たちですよね。

 

そういう人たちを巻き込んでいけるのはどういう強みが?

石澤: EPOCHにいることで、クリエイティビティが高められるものが作れるとか、そういう仕事を持ってきてくれるとか、ある程度自分の才能を高く売ってくれる、流通させてくれるっていうことが安心感としてあるんじゃないかな。

最近の広告って、ひたすら値段とか実績とか訴求ポイントをストレートに事業をアピールするものが増えてるうんですが、それで気ではないもっとクリエイティブでブランディングに寄与できるものを作りたい人ってすごく多いんですよ

 

だからこそ、クリエイティビティの高い仕事をとってくるっていうのが売りになると。

石澤:逆にそういう特性がある人じゃないとマネジメントしません。僕らはネットワークがいっぱいあって、うちでマネジメントして欲しいという人の中でも、BrandedなCMをやりたいって思っている人しかマネジメントしてないんですよ。

 

 

スタートアップのためのアクセラレーション機能を高めたい

発注者側からするとどんな立ち位置になるんでしょうか?

石澤:見え方はいろいろですね。クライアントからすると、代理店兼プロダクション(制作会社)。大手広告代理店からすると、プロダクションであり、優秀な監督を抱えているマネジメントの会社だったり。

 

そういう案件を、年間どれくらい受けてますか?

2020年度は、昨年8月〜今年7月末まで、年間746件、売り上げ13.5億ですね。その中の半分近くがマネジメント領域。普通の制作として受けているのが残りの半分強。

 

御社に求められるニーズ、もしくは御社がはたす役割は、どう変わっていきそう?

石澤:最初は映像が得意なWEB屋さんだったのが、今はトータルでクリエイティブ領域のソリューションを提案でき、ブランディングなども手掛けるようになってきました。こういう機能のどこが相性良いのかなって考えると、スタートアップなのかなと。

実際、急成長中のスタートアップのお客さんも結構います。あえて大手広告代理店を選ばずに、うちみたいな会社に相談が来る。たぶんそれはマス広告への懐疑的な見方の表れなんじゃないかって考えています。

大きな金額もらってTVのCM枠とっていればいいという時代はもうマーケティングでは終演を迎えつつあり、多種多様なうち手を求められています。弊社は色々なタイプの案件やクリエイターのネットワークを保持していて、球数が多いから、いろんな選択肢やいろんな組み合わせを提案することができる。それはまさにスタートアップ向き。アクセラレーションというか、エンパワーメントというか、ここのお手伝いをするのが僕らの役割なんじゃないかなと思っています。

 

企業と伴奏して成長を共に歩む感じ?

石澤:そうですね。今後はそこに力を入れたいと思ってます。

ただ一つ課題があって。会社が小さいときは僕たちに仕事をお願いしてくださって、会社規模が大きくなってTVCMなどのマス広告の中心になっていくと、大手代理店のほうに行ってしまうことが結構多い。安い単価だけの仕事でやっておしまいってなるのは辛いところなんですが、なかなか理想通りにはいかなくって。それも含めて、僕ららしいあり方を考えていく必要がある。

それともう一つ、日本ってデザイン先進国って呼ばれてるんですけど、デザイナーの意匠とかの権利が凄く低いんです。何十年も使われるような商品コピーを作っても、お金になるのは納品した時だけ。作ったきり、売ったきりになっちゃうんです。

だから普通に制作ビジネスしてると、ストック収入がないし、労働集約型になるし・・・で、別にSaaS系の会社を始めたんです。

 

スケジュール調整を起点に、コミュニケーションを活性化するツールへ

それがスケコンですよね。最近はどんな感じですか?

石澤:今は会員数が2万ぐらい見えてきています。大手企業に採用してもらったり、協業が進んでいたりと、かなり進展しています。

今までのSaaSの色合いが良かったんですけど、SaaSから本来はビジネス系SNSにしたいと思っているので…スケコンでメッセージ機能があったり、日程調整を軸にしたコミュニケーションがあったり。日程調整決まりましたって言ってメッセンジャーで(コミュニケーションを)やるんじゃなくて、スケコン内でコミュニケーションがとれて、かつスケコン内で自分たちのプロフィールを充実させたら、「こういうことをやりたい」っていうニーズがある人たち同士をマッチングさせて、すぐ調整できるようにする仕組みを考えているんです。

▲「スケコン」オフィシャルページ

 

まずは決まったコミュニテイの中での完結をしていって、それが熟成すれば外に繋げるという感じですね

石澤:そうですね、そこが要はプロダクトリードグロース(PLG:Product Lead Growth)というのです。プロダクトがグロース/成長をリードさせるっていうことなんですけど…

つまり僕がこういうサービスを作りましたってなって、予定調整しましょうとなった時、お二人に予定調整をしただけでスケコンの認知が広がるじゃないですか。これをまた違う人とやったら更にスケコンのニーズが広がるじゃないですか?でも、今はそれで終わりなんです。それに対してスケコン内でコミュニケーションをしたら、「連絡を返すのはスケコン」っていうツールになります。

1個1個の1回のポッと咲いた調整に対しての繋ぐものがないんですね、今は。そこの繋ぎを作ったら、スケコンでコミュニケーションをやってプロジェクトが終わったり、始まりから終わりまでがずっとこうリテンションを持った状態で継続してそのサイトに訪れる流れの必然ができるんです。

その時に、例えば〇〇さんがどういう人なんだっけ?って思ったら、初めてプロフィールを見にいって、〇〇さんって△△に勤務していて、もう何年目で、今おいくつなんだ、こういうキャリアをお持ちなんだなということが分かるんです。そういうのを上手くやりたいんです。

今までは「自分はどういうものですよ」っていう説明することに労力がかかるじゃないですか。で、その先の会える人とか会える可能性とか、何かが広がるっていうことに対しての人参があまり顕在化されていないので…

でもここで一回出会ったら、これ(スケコン)ってもう出会うためのツールですよね、予定調整するためのツールですよね、っていうコミュニケーションがあって、更によく知りたいから「〇〇さんプロフィール書いてよ」って俺が言ったら書いてくれたりするじゃないですか。それって自主的にSNSを始めるより始めやすいと思っていて。そういうことをやろうと思っています。

 

(聞き手 ダイヤモンド経営者倶楽部 北村)

 

会社概要                                      

株式会社EPOCH 代表取締役 石澤 秀次郎 

設立:2013年9月
資本金: 950万円
社員数:45名(業務委託含む)
年商:13億5000万円(2021年7月期)

https://www.epoch-inc.jp/

pagetop