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培ってきた貨幣処理技術を軸に、効率的な店舗運営をトータルで支援【週刊ダイヤモンドMI連動】

ローレルバンクマシン株式会社
2021/10/21

創業より75年、貨幣処理機の製造で市場をリードし、硬貨自動包装機など世界初の製品を次々に世に出してきたローレルバンクマシン。貨幣の計数、搬送、識別・真贋判定処理など独自の技術を磨き、取得特許数は3000件以上。金融機関やスーパー、ドラッグストアなどの流通領域を中心に、顧客数は3万6000件を超える。

近年は「貨幣処理を軸とした」お金や業務の流れの効率化・可視化を支援するソリューション事業にも注力。AI、IoT、ロボットなどの先進技術を自社開発や協業で導入を進め、顧客情報やシステムの稼働管理から、機械の故障や不正リスクの予兆管理も行う。

全国90拠点以上ある保守網を駆使することで、24時間365日体制でお客様に最適なサポートサービスと店舗運営の潤滑化をトータルでバックアップしている。

(週刊ダイヤモンドマンスリーインフォメーション 2021/10/30号 P.74より転載)

 

ローレルバンクマシン株式会社のことをより詳しく ~取材こぼれ話~           

企画・開発から、製造、販売、保守メンテナンスまでの一気通貫体制が強み

ローレルバンクマシンの創業は戦後間もない1946年、大阪で池邊巌が天進商事を立ち上げたことに遡ります。1954年に初の硬貨計算機を開発・販売し、1957年には日本銀行からの要請で、紙幣計算機も開発しました。1963年には硬貨自動包装機を世に出すなど、絶えず新しい技術に挑戦し、いくつもの世界初を生み出してきました。これまでの取得特許数は3000を超える数になっています。

出納システム、窓口入出金機、両替機など、私たちが提供する紙幣・硬貨を管理するシステムは、ほんのわずかの間違いも許されません。正確な枚数計算と搬送、真贋判定処理など、非常に繊細な技術が要求されます。その高度な探求の歴史が私たちの強みであり、それを可能にしてきた真面目でひたむきな人材力が、その優位性を後押ししています。

また企画・開発から、製造、販売、保守メンテナンスまでの一気通貫体制を構築し、お客さまからの声を商品の開発や改良に迅速に反映できる環境を整えているほか、全国に90拠点以上ある保守網を生かして、24時間365日体制でお客様に最適なサポートサービスを提供していることも大きな強みとなっています。

現在のお客さまは、およそ2/3が金融機関向け。1/3が小売り、スーパー、ドラッグストアなどの流通向けです。最近は特に流通向けのニーズが高まってきており、今後はさらに新たなお客さまの開拓を進めていきたいと考えています。

 

培ってきた技術力と先端技術を融合し、お客さまの事業をトータルでサポート

主たる顧客層である金融機関は、統合や再編、支店やATMの閉鎖などが進んでおり、単に規模の拡大だけを追うのは難しくなっています。しかしこれまで培ってきたさまざまな出納管理の仕組みや周辺機器への知見を生かした、店舗の運営全体を幅広くサポートするシステムのニーズが増えており、現在私たちはそのトータル提案力を強化しています。

そのためにも、社内での開発もしくはAIやIoTなどに強い企業と協業しながら、新たなソリューションを開発し、より高付加価値な事業モデルの構築などを進めています。

例えば、機械設備をどう置くと業務動線がより効率化できるかとか、当社の製品の稼働状況やエラーなどをリアルタイムに収集し、故障などの前兆をチェックしたり、またオペレーションリスクも大きなテーマで、不自然な業務処理から不正を察知する予兆管理も行います。

さらに今後はキャッシュカードと連動して、来店目的を瞬時に確認して、迅速なお客様対応ができる仕組みの構築であったり、まだまだ多くの展開の可能性があると考えています。

周辺業務では、警備輸送会社でも新たなニーズがあります。金融機関から受託するお金の管理や計算をより安全に効率的にするためのロボットのニーズが出てきているからです。

私たちは、得意とする貨幣処理の技術をベースに活かしながら、その機構技術を業界や業務の枠を超えて水平展開し、高速識別技術を応用した新システムの開発を行い、これからの時代に必要とされる新たなサービスを提供していきたいと考えています。

 

会社概要                                      

ローレルバンクマシン株式会社 代表取締役社長 池邊 孟 氏

設 立:1959年7月(創業1946年)
資本金:1億5,700万円
従業員数 :1,430名
年 商:323億円(2021年3月期)

http://www.lbm.co.jp/

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