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業務用ウェブシステム開発を軸に、持出・返却 管理システムで注目【週刊ダイヤモンドMI連動】

株式会社アヴァンザ
2021/09/28

「世の中に価値あるシステムを提供する」を理念に掲げ、業務系のウェブシステムの設計・開発・コンサルティングを主事業として展開。強みとするのは、顧客の事業を理解し、より最適で高品質なシステムを提案していくことで、金融や印刷、通信、製造など日本を代表する企業をクライアントにし、その多くと直接取引していることが、同社への信頼の高さを物語っている。

近年注目が高まっている製品に、独自に開発した「持出・返却 管理システム」がある。鍵・書類・タブレット他、社内の重要な管理が求められるものを「誰が・いつ・何を」持ち出したか、リアルタイムで一元管理できるものだ。キャビネット版の「キャビマッチ」、部屋全体を管理する「タグマッチ」があり、コンプライアンスを重視する上場大企業への導入が進んでいる

(週刊ダイヤモンド2021/9/21号P.69「マンスリーインフォメーション」より転載)

 

株式会社アヴァンザをより詳しく知る ~取材こぼれ話~                   

「お客さまのビジネスを理解する力」を磨き、高い品質力で信頼を築く

私たちアヴァンザは、SES(システムエンジニアリングサービス)と受託開発(システムインテグレーション)、この二つを両輪に事業を展開しています。得意とするのは、業務系のウェブシステムの設計・開発・コンサルティングの領域。創業時は印刷系のシステムを中心に始まり、通信・製造・不動産、最近では保険会社などの金融機関から多く仕事をいただいています。]

その中で大きな特徴と言えるのは、超大手のクライアントからもその仕事の多くが直接受注であることです。私たちの規模の企業では非常に珍しいのではないでしょうか。

そういった関係作りを可能にしてきたのが、私たちが長年にわたり培ってきた品質の高さだと思っています。品質というのは、「極力無駄を排除して、求められるものをより最適に快適にすること」だと捉えており、それを可能にする「お客さまのビジネスを理解する力」を磨いてきたことが、私たちの競争力の源泉にあります。

最初は小さな案件から始まることが多いのですが、そこでの実績が評価につながり、少しずつ依頼の内容が増えたり、同じ会社の他部署に広がったり、大きな案件に携わるようになります。またシステム担当者の異動や転職の際に、かつての取引の内容を思い出していただき、お声掛けいただくことも増えています。

私たちはかなり上流工程から、お客さまの中に入って設計開発を手掛けていることもあり、(会社の命運をかけるような巨額の投資案件は別として)通常の業務は超大手のシステム会社が請け負っている内容と大きな差はありません。しかし価格は圧倒的に安いですし、対応も柔軟。お客さまから見ると相談しやすく使いやすい企業とみていただけているのではないでしょうか。

一方でそういった会社の特性は採用時の強みにもなっています。お客さまの近くで、さまざまな課題に向き合い開発を進めることで、さまざまなスキルや課題解決力が付く。そこに魅力を感じてくれるようです。

業績面に関しては、リーマンショック時直後こそ一時的に落ちましたが、以降は着実に業績を伸ばしています。事業における請負の仕事、特に一次受けの割合が高くなったことで、利益率も着実に向上しています。

 

コロナ禍によって、自社開発の「持出・返却 管理システム」への注目が拡大

システム開発とは別に、近年力を入れてきているのが自社開発ソリューションです。その代表例が、「キャビマッチ」「タグマッチ」です。

これは社内の貴重品や取り扱いに注意を要する器材などの、持出や返却の状況を管理するシステムで、「キャビマッチ」はキャビネット型の完結型のもの、「タグマッチ」は様々な装置や設備を組み合わせ、部屋や空間全体をコントロールするものとなっています。

ICチップとセンサー、管理ソフトならびに社員証カードなど本人が特定できるものなどを組み合わせて、「いつ」「だれが」「何を」持ち出し、いつ返却したか、保存状況はどうなっているかなどを管理できるようになっています。

お客さまからのニーズで一番多いのは、やはり“鍵の管理”です。他にも重要書類やノートパソコンなどの社内の備品、あるいはお客さまに貸し出すorお預かりしているものの管理など、私たちの想像以上に用途は広がっています。さらに「タグマッチ」は、持ち出し管理だけでなく、一括での棚卸や商品を探すといった機能も併せ持っています。

コロナ禍で出社の機会が減り、直接アナログ的に(目で)管理する機会が減っていることから、直近非常に高い注目をいただいています。特にコンプライアンスが問われる大手上場企業からの引き合いが増えています。

今後、物品の持ち出し管理だけではなく、入退室管理やその他のセキュリティなど、さまざまな機能の連携も考えられ、そういった目的や課題を共有できる企業様との協業も進めていきたいと考えています。

 

会社概要                                      

株式会社アヴァンザ 
代表取締役 吉川 雅之 氏

設立:1991年10月
資本金: 6000万円
社員数:189名
年商:20億8,712万円(2020年9月期) 

https://www.avnz.co.jp/

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