会員企業様情報

【特別賞】受賞記念メッセージ オーダースーツSADA 佐田 展隆 様

株式会社オーダースーツSADA
2021/02/17

「ダイヤモンド経営者倶楽部特別賞」受賞記念メッセージ

株式会社オーダースーツSADA 代表取締役社長 佐田 展隆 様

 

今回は「ダイヤモンド経営者倶楽部特別賞」の受賞の機会をいただき大変ありがとうございます。

2020年は振り返ってみれば、非常に大変な年であるととともに、当社の事業の強みや可能性をあらためて確認できた時期だったのではないかと思います。

私たちの主事業であるオーダースーツ、その生産の8割は実は中国の工場で行っています。ですから中国・武漢のロックダウンは大きな衝撃でした。商品を提供できなければ事業になりませんから、急ぎ資金調達に入るなど、籠城戦の準備を始めました。4~5月は緊急事態宣言に伴う休業などもあり、売上は立たず非常に厳しい時期が続きました。

しかしありがたいことに、宣言が解除されるとお客さまの来訪が増え、業績は少しずつ回復してきました。当社の決算期は7月ですが、上半期(2019年10月)に「カンブリア宮殿」で特集された効果もあって、売上はわずかながら前年比増。9年連続増収を実現できました。根強いファン(リピーター)がいること、これは私たちの大きな自信になりました。

また、当社ホームページへのアクセスが飛躍的に伸びていることも顕著な変化です。「カンブリア宮殿」放映から1年以上たちますが、その直後と同じほど(放映前の倍くらい)の数値まで増えているのです。「オーダースーツ」に対して関心を持つ層が増えてきたこと、そのなかで「オーダースーツと言えばSADA」という評価が確実に浸透してきた手ごたえを感じています。

コロナ禍拡大の間も、少しずつですが新店はオープンさせてきました。リストラや事業縮小などといったことは考えていませんでした。そう遠くない時期に、アクセルを全開で踏む時期が来る。その時のために、前を向き続ける空気感をしっかり社内に保っていきたかったからです。こういう時期ですから、良い物件の情報が出てきます。良い人材も集まってきます。今年も採用は例年以上の規模で実施し、来るべきタイミングに備えています。

社会一般的には、ビジネススーツの市場は大幅にシュリンクしていると言われています。それでも数千億円のマーケットです。私たちの規模の会社で、市場全体がどうかとかは考える必要はありません。仮にマーケットが半分になっても、その10%をとれば売り上げは10倍近くになる。そういう業界にいること、そのなかで独自の立ち位置を確立できてきたことが大きな強みになると考えています。創業100年まであと3年。その時に年商50億円を達成できるように。この目標はコロナ禍の前も今も変わっていません。

そしてもう一つ、私たちが重視しているのが、スーツの存在意義を再定義することです。これまでの単なる「作業着」としての役割りの時代は終わった。そうではなく、「最上級のドレスコード」としての価値を伝えていきたい。

例えば、世界の首脳が集まる会議で皆さんが来ているのは必ずスーツです。相手に対する敬意、そしておもてなしの気持ちを伝えるツールとして、スーツはその価値を持ち続けます。そのとき、体にフィットした個性を発揮できる」オーダースーツが意味を持ってきます。そして「おもてなしカンパニー」として、ホスピタリティにあふれる私たちのスタッフが、その文化を担っていけるように。

まだもう少し我慢の時は続くかもしてませんが、「全開でアクセルを踏むことができる」その時期は少しずつ近づいてきていると感じています。

 

pagetop