青木あすなろ建設株式会社望月 尚幸 様

最も感銘を受けているのは情報の質の高さ。社内の意識改革にも大いに役立つ

青木あすなろ建設株式会社望月 尚幸 様

 

ダイヤモンド経営者俱楽部への入会のきっかけは、実は「茶道」にありました。私は以前からお茶を嗜んでおり、経営者の方々と一緒にお茶を楽しみ、交流を深められる場がないかとネットで検索していたときに、ダイヤモンド経営者俱楽部が茶道教室を開催していることを知ったのです。

一方で、経営上の明確な意図もありました。私は現場の所長時代から「人と同じことをするのが嫌い」な性分で、常に新しいことに挑戦したいと考えています。しかし、1,000人規模の組織になると、既存の知識が豊富にあるがゆえに、新しいことをやろうとしても「できない理由」を先に探してしまう傾向があります。今、我々が注力しているデータセンターの建設やリゾート開発、建物のフルリノベーションといった新領域では、社内にはない知見やネットワークが不可欠でした。

私は同業種ばかりが集まる団体や、特定の層に閉じたコミュニティはあまり得意ではありません。それよりも、もっと幅広く、それこそ「未来を切り拓くベンチャーマインド」を持った熱気ある経営者と出会い、連携したいと考えたのです。

ありがたいことに、この倶楽部には売上規模に関わらず志の高い若い経営者が多く、私のような「古い企業」の人間にとっても、非常に刺激的な「新しさ」に溢れています。

入会して1年、私が最も感銘を受けているのは、提供される情報の質の高さです。私自身「会社のお金を使って参加している以上、手ぶらで帰るのは社員に失礼だ」という強い思いがあり、講演会には積極的に足を運んでいます。そこで得られる切り口は、毎回驚くほど新鮮です。最近でも、日本のバブル期の株価と現在の株価を、世界基準の倍率と比較して捉える視点などは非常に興味深く、自分自身の投資判断の参考にもなりました。

こうした「外のネタ」は、即座に社内への発信に活用しています。朝礼などで、単に私の考えを述べるよりも、著名な方の言葉を借りて語る方が、社員への納得感が圧倒的に高いのです。例えば、元プロ野球監督の落合博満氏が語られた「全員野球」の哲学を引き合いに出し、「うちはスーパースターがいないんだから、バントを確実に決め、二安打で一点を取りに行く野球をやるんだ」と説くと、社員の顔つきが変わります。若手から「社長、どこでそんな話を仕入れてきたんですか?」と驚かれることもありますが、他業種の知見を自社流に翻訳して浸透させるための「武器」として、これほど贅沢な場はありません。

具体的な成果も着実に生まれています。例えば新たな機器やシステムを導入して現場の効率化や意識の底上げを図ったり、あるいは事業上の相乗も、異業種との連携だからこそ新たな可能性が育ったりしています。

 

 

倶楽部への要望としては、どんな会員様がどんなことに力を入れているか、どんな技術を得意としているかなどを分かりやすく共有できる場が増えるといいなと思っています。

例えば弊社の事例でいうなら、新築の建て替えに比べて「費用6割、工期6割」で、耐震補強とフルリノベーションを実現する技術を持っています。たとえ図面が残っていない古いビルであっても、実測して図面を復元し、構造計算をやり直して確認申請を出し直すという、他社にはなかなか真似できない対応が可能です。

また、マイナス10度といった極低温の冷凍倉庫を、稼働を止めることなく樹脂で補強する特殊工法も開発しました。老朽化した工場や倉庫の扱いに悩まれている方がいれば、ぜひお力になりたいと考えています。

 

 

最後に、入会を検討されている方、そして既に会員の皆様に一番お伝えしたいのは、「積極的に会合に顔を出し、見知らぬ人と会い、貪欲に情報を吸収していくこと」の大切さです。経営者は放っておくと「お山の大将」になりがちですが、ここでは数億から数千億まで様々な規模の、そして異なる悩みを抱える経営者と対等に、深く話せます。大規模な講演会だけでなく、「四人会」や「だいじょぶ会」のような小規模な集まりに飛び込むことで、本当の意味での信頼関係が築かれます。

企業は、常に新しい知識を取り入れ、外の世界と連携し続けなければ、いつか必ず陳腐化します。自社にないエネルギーを持つ人と繋がることこそが、変化の激しい時代を生き抜く唯一の道だと信じています。この倶楽部には、未来を切り拓こうとする意志が満ちています。ぜひ、共により良い社会を創るための「全員野球」を楽しんでいきましょう。

 

会社概要

会社名 青木あすなろ建設株式会社
代表取締役 望月 尚幸 氏
事業内容 「未来を切り拓くベンチャー」をコンセプトに、市場ニーズや社会課題を先取りして、新たな強みを創出していく経営スタイルが大きな特徴。土木領域では「未来の浚渫工事」を実現する水中施工ロボットの活用や、急傾斜地・大規模造成などの特殊施工で独自性を発揮し、建築領域では、データセンターやリモデル事業が伸長。得意に特化することで競争優位性を高めている。
URL https://www.aaconst.co.jp/
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